リトル・ダッキーのおはなし
『フェイシャル・パック』
「じゃーん、見て見てー」 あなたは、風呂場に入ってくるなり、手にした小さな丸い容器をダッキーに見せました。 「こないだダッキーにもらったやつ。今日使おうと思って」 鼻歌を歌いながらその半透明のドロドロした粘液を顔面に塗りたくっているあなたがあまりに嬉しそうだったので、ダッキーはそれが無駄毛処理用ワックスだということを言えなくなってしまいました。